Peilの猫の手ブログ

ほぼ毎日その時気になったこと、思い出したことなど、気まま自分の考えで語らせてもらいます(´・ω・`)

END展(in二子玉川)

「END展」に行ってきました!  

 先日、二子玉川ライズで実施されている「END展」という展覧会に行ってきました。

 「END展」とはなんぞや、というところですがサブタイトルが『死から問うあなたの人生の物語』となっており、つまりEND展のENDとは『死』を意味していることが考えられます。展示物は様々な漫画を通して、『死』とは?『生きる』とは?『老いる』とは?といったなかなか触れにくいテーマについて考えましょう、という展覧会になっております。

(この『死』というものは、各宗教や、個人的な考え方があるかと思いますが、あくまで宗教を意識していない私が感じた個人的に感じたもの、考えたものの紹介になりますのでご了承ください)

 

 さて、展示物をひとつひとつ紹介していくとキリがないので(正直全部覚えてもいないですし…)私の印象に残った展示について、紹介させていただこうと思います。

 まずは、一番印象的な展示は、今回のEND展の広告にもなっている『オット鳥』です。五十嵐大介さんの「遠野物語」という物語のオット鳥のエピソードを題材にした短編作品に出てくる鳥です。オット鳥とはフクロウのことなのですが、女の子が森にスマホを落としてしまい、一緒にいた男の子がそのスマホを探しに森の中を戻っていきます。しかし、なかなか戻ってこないため、女の子は男の子を探しに行きますが、探しているうちにオット鳥になってしまった女の子の話です。

 この話は、岩手県遠野市に伝わる民間伝承なのですが、正直言って、この話は私にはわかりませんでした。。。頭には『?』が浮かんでしまったのですが、この女の子がオット鳥になった姿が、なかなかインパクあります。言ってしまえば少し怖くて、気持ち悪いという感想を持つ人もいると思いますが、私は非常に好きな絵です。著作権等もあると思うので、ここには載せられませんが、「END展」で検索するとすぐ出てきますので、興味があればご覧ください。この絵がこの展示会の広告として、掲示板に出ていたので、興味がわいて見に行ったくらいの印象に残る絵です。

 もう一つ、印象に残っている展示物が、会場の最後に設置されていた「10分遺言」の展示です。一般の方が『人生の最後に10分で言葉を遺すとしたら』というテーマで自分が想う人へメッセージを投稿して、それを、打ち込んだプロセスを記録して、再生する「タイプトレース」を使用して、タイピング音とともにタブレットにメッセージが打ち込まれていくのですが、親から子供へ、とか、愛する人へ、とか打ち出されてくるメッセージを読んでいると、自然と涙が溢れてきてしまい、一つのメッセージも最後まで見ることができませんでした。。。

 ほかにも、『終わりの選び方』や『死者とわたし』といったテーマでの展示があり、色々考えさせられる素敵な展示会でした。事前予約は必要ですが、入場無料で6/8までやっていますので、興味のある方はぜひ行ってみてください!私も時間があればもう一度行くのもありかな、と思っています。

 

では(´・ω・`)